2017年5月1日月曜日

棋譜ミー ユーザーガイド 2017年4月バージョン

棋譜ミーが扱えないケースがいろいろあります。

チェッカーをなるべく重ねない

現状ではチェッカーが重なっている場合をうまく扱えません。「チェッカーが重なる」とは以下のような状態のことです。右上にご注目。

チェッカーが重なって置かれてしまうと、そのターンのムーブを特定できません。やむを得ない場合を除いて、チェッカーをできるだけ重ねないようにしましょう。

例えば序盤で65が出て 24/13 と動かしたとします。チェッカーを重ねずに並べることができる場合は、下図のようにムーブしてください。

これはチェッカーをバーに置く場合も同じです。2枚以上がオン・ザ・バーだったとしても、一枚ずつ並べましょう。

カメラはボードの真上に

試合を撮影するカメラは、ボードの真上に配置してください。多少横にズレていても支障はありませんが、斜めすぎるとチェッカーやダイスを認識することができず、解析できません。

例えば、カメラが斜めすぎると、バー横のダイスやチェッカーを認識することができません。

また、ボード全体が写っていることも重要です。プログラムは「丸いもの」をチェッカーと認識しますので、チェッカーの一部が写っていなくて半月型になっていると、解析ができません。

解像度は1080pで

様々なマッチ動画でテストして来ましたが、解像度が低すぎる動画では、解析の精度が悪かったです。私は1080pの設定で撮影していますが、もう少し低い解像度(720p)でも大丈夫かもしれないです。
1080pでは動画ファイルのサイズが大きくなり過ぎる問題がありますが、そういう場合はタイムラプスモードが有効です。私は0.5秒ごとのコマ撮りにしています。これなら4時間録画しても、ファイルサイズは1GBくらいです。
棋譜ミーの解析は1秒ごとのフレームで処理していますが、この頻度で解析できなかったことは今までありません。

つまり、フレームレートを上げるよりも、解像度を上げてもらった方が、棋譜ミーとしてはうれしいです。


これらが最も重要なポイントですが、以下も注意してもらえると助かります。

ボードを動かさない
棋譜ミーは、対戦中にボードが固定されている前提でプログラムを作っています。なので、途中でボードが動いてしまうと困ります。実際は多少ずれても平気で、おおよそチェッカーの直径以内のズレなら大丈夫なはずです。
この問題は、いずれプログラム的になんとかしようと思っていますが、現状では制限事項です。

ダブリングキューブについて
ダブリングキューブは、ボード上に一つだけある前提でプログラムを書いています。たまに見かけるのですが、テイクしたキューブをボードの外に置いたり、ダブリングキューブが2つ以上置いてあったりする(シュエットじゃないのに!)のですが、棋譜ミーちゃんが混乱するのでやめましょう。

クロック・スコアボード
ボードの上に置いてあってもなんとかしますが、出来ればボードの外に置いて欲しいです。

だいたいこんなことろです。他にも「ドット柄のシャツを着ない」とか、そんなことにも口を出したい気持ちなのですが、プログラムが未熟なのを人のせいにしている上に、おせっかい過ぎるのでやめておきます。

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