5ポイントと7ポイントが空いているうえに、黒が2ポイントと4ポイントにアンカーを保持している。安全にベアインするのが難しい形だ。
8/5(2)とするまではいいとして、あとの2回は9/6(2)としました。何を考えていたか覚えていませんが、残り2回を8/5(2)としてしまうと7と8にギャップが出来てよくないと思ったはずです。XGによるとこれは100点以上のエラーでした。
ギャップの広さよりもスペアの配置の方が大事ってことだろうか? pic.twitter.com/3JW5mMMJH6
— Masahiro Kisono (@mkisono) March 20, 2015
@mkisono やっぱりスペアの配置も大事ですね。選択手だと4を振ったときにかなり苦労しそうです。あと9ptも8ptも着地できる足場が653ptの3箇所なので、ポイントのクリアのしやすさも変わりませんね。
— なかむら よしゆき (@bgyoshi) March 20, 2015
@mkisono スペアマンが二カ所というのが大きそう
— Jun Kodebu Takahashi (@KodebuTakahashi) March 21, 2015
中村さんとこでぶさんからコメントいただきましたので、このポジションを少し検討してみました。まずdice mapを見ると、8/5(4)とした方が、相手にとって都合の悪い目が格段に多くなっているのが分かります。特に45,46,56あたりの違いが大きいように思います。黒はボードを壊したくないので、大きい目を振ってしまうとどちらかのアンカーを外して飛び出さざるを得ません。
たとえば白が8/5(4)としてそのあと黒が56を振った場合、23/12または21/10としますが、どちらも白に3か所から狙われるためポイントオンされる危険が増します。一方で白が9/6(2),8/5(2)とした場合、黒は56を振っても21ポイントを外すだけです。このあと白はスペアの配置が悪く、今度は4ポイントが空いているのでなお危険な状態です。
ということで、黒が大きな目を振った場合に攻撃のチャンスがあるので、この形ではスペアの配置は大事だと思います。
では黒が大きな目を振らず、アンカーをキープした場合はどうでしょうか? この場合は中村さんご指摘の通りで、白が9/6(2),8/5(2)とムーブしていた場合、64,54,61,43でダブルショットを与えてしまいます。
白が8ポイントを残していると、黒の2ポイントと4ポイントの2か所と6ポイント以内で相対してしまっているため、ギャップは狭いものの安全にベアインできる目がむしろ少なくなっていると思います。
XGID=-BbDb-C-DB--------abbabba-:1:-1:1:33:2:1:0:7:10
X:mkisono O:bugger
Score is X:2 O:1 7 pt.(s) match.
+13-14-15-16-17-18------19-20-21-22-23-24-+
| O | | O O O O O O | +---+
| | | O O O O | | 2 |
| | | | +---+
| | | |
| | | |
| |BAR| |
| | | |
| X | | X |
| X | | X X |
| X X | | X O X O X |
| X X | | X O X O X |
+12-11-10--9--8--7-------6--5--4--3--2--1-+
Pip count X: 82 O: 132 X-O: 2-1/7
Cube: 2, O own cube
X to play 33
1. XG Roller++ 8/5(4) eq:+0.620
Player: 74.00% (G:23.44% B:0.70%)
Opponent: 26.00% (G:1.61% B:0.05%)
2. XG Roller++ 9/6(2) 8/5(2) eq:+0.518 (-0.102)
Player: 71.75% (G:19.51% B:0.59%)
Opponent: 28.25% (G:1.63% B:0.06%)
3. 1-ply 9/3 8/5(2) eq:+0.237 (-0.382)
Player: 63.02% (G:20.72% B:0.68%)
Opponent: 36.98% (G:4.57% B:0.11%)
4. 1-ply 9/3(2) eq:+0.101 (-0.518)
Player: 61.21% (G:11.93% B:0.26%)
Opponent: 38.79% (G:4.33% B:0.15%)
5. 1-ply 8/5(3) 6/3 eq:+0.026 (-0.594)
Player: 56.12% (G:22.31% B:0.79%)
Opponent: 43.88% (G:8.05% B:0.13%)
eXtreme Gammon Version: 2.10, MET: Kazaross XG2