先日、twitterにこう書いたものの、実は思っていたキューブアクション間違ってたし(スコアを加味すると)、もう一度ちゃんと調べてみることにしました。黒からダブル来ました スコアは2-1/5pで白リード これは珍しくリファレンスとして覺えているポジションでしたので、キューブアクションに自信ありました pic.twitter.com/8lq2rE3wlz— Masahiro Kisono (@mkisono) November 12, 2017
バーポイントホールディングゲームでは、18ポイントと13ポイントのアンカーが相対し、お互いにギリギリまでポイントを崩さない状況が発生すると思います。私はこれを「ガマンぎりぎりライン」と心の中で呼んでいます。NHKの「デザイン あ」という番組にそういうコーナーがあるんです。このラインを越えると、途端にダイレクトヒットのチャンスがやってくるので、キューブアクションを考えるわけです。
さて、上記のポジションは、マネーなら Double / Take で、実戦のスコアだと No Double / Take でした。
チェッカーの配置をいくつか変えてみて、Double / Take と No double / Take の境界はどのあたりか探してみました。その結果が上のポジションで、pip差が大きく効いてくるようでした。この局面では紫が68、水色が81。紫13pip(19%)リードです。これよりリードが大きいと水色からはダブル出来ないようでした。
他の条件としては、水色が完全なボードを作っている必要があります。6ポイントが空いてしまっているようなボードでは、勝率がガクッと下がります。
こんなポジション本当に出てくるの? と思い検索してみましたが、実際に過去に何度も出てきてました。
例えば、これは一年くらい前の私の実戦で出てきた局面です。ほとんど条件を満たしているように見えますが、ボードが完全じゃないのでダブルできないようです。
他にも、nishikenさんとの名人ネット予選、nasuさんとの王位戦などなど、割と頻繁に出くわす形と思いました。
そんなわけで、過去の局面をサクッと検索できる、ギャモン研究に革新をもたらすと信じて疑わないシステムを開発中です。一部の機能は使えますので、ぜひ https://kifu.me/ へ来てください。